2011年9月4日

タイとルーマニア

さて、昨日のブログの続き。

BANGKOK ART AND CULTURE CENTERでタイ&ルーマニア人のパフォーマンスグループによる演劇を観てきました。
約45分間。無料です。
BANGKOK ART AND CULTUREには、このような劇を行うことの出来るホールも設備されていて、アートの総合施設として、国内外のアートや音楽、演劇、パフォーマンス、映像を発信しています。



この演劇は、身体表現をメインとし、言葉はほとんど使わずに表現していました。
お面や小道具を使ったり、また、人間の内面性をテーマにしていることもあって、僕の好きな寺山修司の演劇を彷彿とさせるものでした。ちなみにタイトルは「Carnival」。

Photo OKだったので、写真を撮ってきました。

























終了後、いろいろと聞きたいことがあったので、受付の女性と話していると、
「この後、ディスカッションあるから参加していきなよ!英語でやるから大丈夫よ。」
と優しいお言葉を頂き、ディスカッションにも参加してきました。


右3人がルーマニアの方で、左6人はタイ人(学生)です。

英語を使ってのディスカッション。
ルーマニアの3人が意外と英語が出来なくて、3人で助け合いながら英語で話していたのが印象的でした。

オレンジ色の服の方がディレクターで、
タイとルーマニアで共に感じている「問題点」をテーマにしているのだそうです。
その問題点は資本主義であったり、アメリカの物質主義であったり。





質疑応答タイムがあったので、ルーマニアの方に質問してきました。(しかもラストクエッション!)

「タイとルーマニアで同じような問題点を感じているようですが、もし他の国でこの劇を行うとしたら、どこで開催したいですか?」

という僕の質問に

「僕たち(ルーマニア人)はタイが初めてのアジアだから、まだ分かんないな。でもインドやシンガポール、韓国などのアジア中心になると思うよ。もちろん日本にも行きたいな。君の家でやるスペースある(笑)? あるならすぐ行くよ!」

との回答でした。



ディスカッションは約1時間半に渡って行われました。


週1、2でBANGKOK ART AND CULTURE CENTERに来ていますが、来るたびに面白いプロジェクトが開催されているので、飽きることがありません。
来年春を目処に、この場所で「書」のグループ展を開催しようと今動いています。

うー、楽しみ!